選る:情報の光と影
■選る Index
●総括ページ
●要論ページ
- 選る(01):前科者が販売元となっている商材は選択肢から排除する
- 選る(02):情報商材の生い立ち
- 選る(03):ディプロマミル(偽学位・偽顕彰)を掲げる商材は排除する
- 選る(04):消費者の知識【buy恩人】
- ケーススタディ1:意志が弱いほど“やせる”唯一のダイエット
- ケーススタディ2:蓮水カノンの1日7秒裏技バストアップ術
情報商材評価の光と陰
インターネットにおける情報商材と言われる世界のみならず、ネットで販売されている商品やサービス全てについて当てはまることですが、売るために全ての作為が仕組まれているということがあります。
「PR」ではなく、「作為」です。
インターネットですから、その「作為」は、PRの仮面をかぶって主に文章の中に仕掛けられます。
そして、売ることが目的ですから商品の優秀度や洗練度とは関係なく言葉で飾られます。
その結果、たいていは稚拙な幼児言葉か、あるいは、借りてきた科学用語が並べられます。
何故なら、幼児言葉の方が好感が持たれるからであり、ちょっと科学用語を散りばめれば、それだけで信用してもらえるからです。
情報商材の場合は、もっと辛辣に購入者の声が捏造されているものまでも多く見受けられます。
その上に、これらの作為は、販売者だけでなく、手数料を払うというエサによって、より多くの一般の不特定多数(アフィリエイター,購入者)を巻き込み、販売目的を達成しようとします。
ミヒャエル・エンデに限らず誰でもが感じているように、世の全てが貨幣の奴隷となっている状況ですから、お小遣いを稼ぎたいという欲求は誰にでもあります。
それ自体は何も悪いことではありません。
働きたくないから働かない者から、働きたくても働けない者、家計が苦しいほとんどの私たち一般庶民、お金でお金を稼ぐ夢を持つ者まで、全てが貨幣の取得に向かってベクトルを合わせています。
まさに、強烈な磁場に放り込まれた膨大な数の分子が如きにです。
ですから、ネットでは商品の優秀度や洗練度とは関係なく、その誘いに乗り言葉で飾ることでより多くのお小遣いを稼ごうとする方向に向くのは必然です。
検索エンジンの表示結果を見てください。
コピペしたことが丸分かりの良いことばかりをツラツラと並べた同じようなページの多いこと。
さも購入したかのように幼稚語の羅列で感想を書いたページ・・・。
刺激的な言葉が渦巻くキャッチコピー・・・。
購入者が学習して、これらに騙されることが少なくなると、今度は賢明な策略家は、逆手法などありとあらゆる手練手管を使って訪問者を錯覚に導くことで実績を上げようとしてきます。
「信頼」という視点に気付いた彼らの多くは、「信頼」という言葉を使って下心を隠しているに過ぎません。
「信頼」すらも戦略として利用する術を学ぶわけです。
それをしている内に、本来の「信頼」に限りなく近づいてくれれば、それはそれでいいのですが・・。
所詮、第一次産業、基幹産業以外の商品やサービスは貨幣の分捕り合戦と捉えてしまえばそれまでですが、これらを購入する側のお金は、やはり労働の対価として得たささやかなお金なのです。
無形の価値すら与えられないものを掴まされるのはもちろんのこと、次々と増殖するお金に変質させるために使われたり、次々に犠牲者を出すために使われるのなら、まさに、貨幣の亡者たちに奉仕しているようなものです。
情報商材が特に悪い印象を与えていますが、一般的な商品やサービスも、その実態は似たり寄ったり。
ダイエットサプリや健康食品、何だか危なそうな化粧品などの類はその最たるものでしょう。
全ては、刺激的な言葉でみごとに売れているようですが、その言葉通りだった商品がどれだけあることでしょうか?
本当に良い商品・サービスは、販売協力者などあろうがなかろうが、自然に売れていきます。
いや、そのようにしなければ、本当の競争原理が空しいものになってしまいます。
本当の競争原理は切磋琢磨を促すものであり、PRの効果度を競うものではありません。
さて、その情報商材の善悪を見極めるのはどうすればいいのでしょうか?
【buy恩人】では約5年に渡って、情報商材を見つめてきましたが、それでも、いたって難しい問題です。
しかし、現状を見れば分かるように、ほとんどが不誠実なものだと考えておけば間違いがないでしょう。
ただ、それではあまりにもそっけなさ過ぎますし、結構多く存在する真摯なマニュアルに対しては、失礼というものです。
それなりの知見を持った方が真摯に書かれているものは、確かに一読の価値はあるものですから・・。
また、「見極めは難しい」とは言いましたが、質の粗悪でろう商材は比較的簡単に類推できます。
そのあたりを、【buy恩人plus】でまとめた後、【buy恩人】無料レポート「選別る(える)」の改訂にてお届けしようと考えます。