早期教育

従来までに盛んに書いてきた【右脳・左脳論】への反駁に加え、七田式英語のアンケートをアップした機会に、【早期教育】について問題提起だけをしておきたいと思い、【buy恩人】ガリレオが執筆しました。

もちろん、【早期教育】については一筋縄でいかないほど多くの問題をクリアーにしていかねばなりませんが、下記の質問サイトでも質問されていますように、七田式やヨコミネ式などが、シュタイナーやモンテッソーリと同列に並べられていることに大きな違和感を感じてしまいましたことで、少し問題提起の意味を込めてアップしたいと思い立ちました。

先ずは、【語学buy恩人】の立場から、英語の授業が小学校から導入されることに関連して、英語の早期教育について少しだけ述べておきたいと思います。

小学校高学年からの英語導入に関しては、時期として不適切という根拠はなくむしろ適切な時期と捉えられており、むしろ、とってつけたように導入する背景に長期的な首尾一貫した思想や、準備も含めて目標達成のための質の確保が現実的になされるのかどうかの問題が横たわります。

ただ、だからといって2歳や3歳から英語の英才教育をしようと短絡的に結びつけると大きな落とし穴が待っているということを認識しておいていただくことは「要らぬおせっかい」とはならないはずです。

続きは、質問サイトにおける『七田式』に関するスレッド引用の後で・・・

また、熱狂的に信じ込んでいるというより、「やらないとうちの子は取り残されるんじゃないか」という漠然とした不安感もあると思います。
その裏返しが「やらないよりやった方がマシ」という心理でしょうか。
ですから宣伝通りの子にならなくても、早く読み書き計算ができればOK、程度の期待でやらせているので詐欺感はないんだと思います。

七田の右脳理論、あれはあれで作文としては中々よくできていると思いますし、ひっかかる親がいっぱいいてもしょうがないかなぁと思います。
本物の脳科学者、発達心理学を専門的に学んでいる研究者に言わせればほぼ全部インチキですけどね。

語学に関しての話に戻りますけれど、上記の回答よりも、ましてや僕なんかの文言よりも、次の引用から、「語学は右脳」というでまかせや「早期英語教育」の危険性を念頭に置いていただけるなら、これほど嬉しいことはありません。

  1. 日本語が下手な人は、外国語を身につけられるけれども、その日本語の下手さ加減よりもさらに下手にしか身につかない。
  2. 2013年6月1日の朝日新聞天声人語に書かれた故米原万里さん(ロシア語同時通訳者)の名言

  3. 「英語は好きだが国語はきらいだという態度は、諸君の英語力そのものの進歩をとめるであろう。この方面〔=英文解釈に必要な論理的思考〕の力の錬磨ということに関しては、英文であろうと日本文であろうと思想的、哲学的内容を持ったものを極力読まれることをおすすめする。」
  4. 『英語の構文150』でお馴染みの故高梨健吉先生(慶應義塾大学名誉教授)

    引用は、希望の英語教育へ~和歌山大学 江利川教授のブログ~

  5. 少なくとも幼児時代(5,6歳まで)にはじっくりと一つの言語(国際結婚の家庭では二つのことば)と取り組み、ことばを使って伝える力、考える力、人とうまくやっていく共生力などを養うことが何よりも大切。
    母語の基礎が出来ていないところに現地語での学習を押し付けるから学業不振に陥る。
  6. 母になる木がしっかりしていれば、接ぎ木もすくすく伸びるが、母木が弱い場合は両方伸び悩む。(カミンズの相互依存の原則)
    具体的には、4~8歳ぐらいまでに継承語(同国人夫婦の子どもの場合=母語)をしっかり育てておけば、現地語(第二外国語)も育つし継承語も継続して伸ばせる可能性があるが、4~8歳ぐらいに継承語を失ってしまうと、母語も伸びないし現地語も伸び悩む。この意味で幼児・小学校低学年での継承語教育は、特にその教育的意義が大きい。
  7. バイリンガル教育の研究者 中島和子先生(トロント大学名誉教授)の名言

    引用は、母語・継承語・バイリンガル教育研究会

母語をしっかりと身につけてこそ第二言語の習得もスムーズにいくというのが英語教育の定説なんですね。
今の英語ペラペラの方や松平先生のようなマルチリンガルも別に早期教育を受けられたわけではありません。

日本人の英語ができない理由は単に勉強の仕方に問題があるだけですのに、文科省がを短絡的に開始年齢やネイティブと結び付けるのは、英語業界への配慮だからでしょうか?
早期英語教育の必要性を謳えば、強い経済や経済成長の足しになることが見込めますからね。

『【7+English】~60日完全記憶英会話~ 「七田式」最新英語教材』のページでも記しましたが、赤ちゃんといえども言語を発するときは脳の左半球が活発に働いているわけです。

それでも、無理やり右脳にこじつけて『語学は右脳』と叫び続ける勢力が幅を利かせている以上、これに反抗する意味で、あえて『語学は左脳』という言葉を使わせていただき、下記のアルクの日向清人さんと全く同じ主旨で警鐘を鳴らしていきたいと思います。


さて、早期教育・幼児教育に話を戻していきましょう。

情報商材でも、名門小学校合格マニュアルのような幼児教育に関するマニュアルが出ていますが、やはりどこの馬の骨とも分からない個人が出しても相手にされない反面、少しでもそれらしい名前だったり『七田式』のように世間に認知されていると、惑わされる方も少なくないようです。

僕も、嫁さんが付き合いで買わされた『ヨコミネ式』を読みましたが、「それがどうしたの?」みたいな感覚しか残りませんでした。

そもそも、七田式にしてもヨコミネ式にしても、それで育ったお子さんは今どうなっているのか?は全く不問に付されていますから、そもそも母体自体がそんなことには興味がないようにしか思えませんね。

はっきり言って、子どもの頃親が過干渉で英才教育でも受けさせられたような人で真っ当な人を【buy恩人】スタッフは身近でも誰一人として知りません。
おかしげになった人なら結構特定できたりするんですが…。

英語でも、幼い頃アメリカで生活して小学校で日本に戻って来たら、中学時代は英語トップだったのにいつの間にか英語自体がサッパリできなくなった人は知っていますけれど..。

続きは追って執筆