前回の「語学学習のヒント3」ではデールの円錐と出力の円錐についてお話しました。
今回は、いつも貴重な情報を提供いただいています「あいぼう」様よりのレビューをご紹介します。
当方の事情により、情報をいただいてから3週間以上が経ちますことお詫び申し上げます。

真実に近い情報の見極め方という視点で、【buy恩人】を高くご評価していただいております。
ネットでも真摯なサイトや素晴らしいサイトを時々見かけますが、やはり、言われるように、そのほとんどは真摯さを欠く小遣い儲けだけが目的のサイトが感覚からして9割と考えてもよいかと思われます。

以下、全文引用となります。
やはり、宣伝が華やかなものほど評価は低いという世間一般の常識に落ち着きそうです。


buy恩人 様

いつもお世話になっております。
このような状況の中、会社からは自宅待機を命じられ食料品調達の為に何度もコンビニへ足を運ぶ中で
こんな本をみかけました。レビューになります。

英語教材 ~英語のプロ25人が決定~ 辛口ランキング50
普遊舎 580円

巷で話題の教本や会話スクールなどをその道のプロが徹底して辛口評価
したものです。
例の「Everyday English」も評価対象となっています。
結果は・・・・

全体的にはTOEICの勉強指南を中心にスマートフォンのアプリや任天堂DSを駆使した最新学習法、そしてCMで話題の学習法の真価などが披露されています。
感想としては「学問に王道なし」という昔から言われている事を納得させてくれる内容でした。

また、「Everyday English」のような聞くだけ教材の評価に関しては以下の通りでした。

  • 基本となる単語力、熟語力が備わっていないと本当に「聞くだけ」で終わってしまう
  • CMで話題の「スピードラーニング」と共に”買うのはちょっと待った!”な教材に認定されている
  • どうしても購入したければ補助教材や補助学習(基礎となる単語帳やシャドウイング)を行うこと
  • 聞く+復唱+単語を覚える このセットなくして成果無し(これは私個人の感想)

やはり成人してからの学習方法と幼児学習方法とを一緒と捉えている研究者や出版社がまだまだ多く、またそうした誤解を冷静に判断する為の批評本も殆どなくて、多くの人が手っ取り早くネットの口コミを信じてしまっている現状が想像できます。

よくブログの口コミでは必ずと言っていいほど良い評価しか記載されていませんが、その評価が販売者から
お金を貰って記載されている評価かどうかを認識する事が重要です。(所謂アフィリエイト)

私は競馬をするのでわかるのですが、ブログ記事が評価の記事1件しかない場合は信用出来ません。
レビュー1件1,000円とか、ブログ内のリンクをクリックしていくら、といった報酬を貰って記事を書いています。

少なくともそれ以外の記事を頻繁に更新していることや、buy恩人さんのような体裁でないと信用出来ません。

デジタル世代、社会経験の少ない世代はこうした事情を知っておかないと痛い目に遭います。

さて、本の内容ですが、前回記事にして頂いた際と同様に、社会人に限っては限られた時間の中で自分が選択した方法が果たして正解なのかどうかという不安に駆られながら学習しているかと思います。
そうした精神状態では成果も得られにくいことでしょう。
ですからそうした不安を少しでも解消させてくれるという意味では有用本だと判断出来ます。

また、前回触れましたが完璧な文法を学ぶ必要がある人(資格取得者)と意思疎通が出来れば良い人とでは学習方法に差が出ます。
私はとにかく会話重視なので細かい文法は気にせず反射的に言葉が口から出る事が重要。
従って短文を何十回も繰り返す「Simple English」+「速聴」を信じて継続しています。

最近何度か外国人スタッフ(外資系勤務なので)と会話をしますが、要点の語句は聞き取れるようになりましたし、自分の言いたい事もなんとか通じて会話としては一応成立するようになってきています。

英検の問題集(公式HPで過去問題を音声でダウンロード可能)のリスニングでもかなり聞き取る事が出来ています。(2級レベル)

また、重要な事ですがまずは何のために学習するかという「目標」をしっかり定めることです。
漠然と英語が話せたらいいなぁ・・・では身に付きませんし(20代の頃の私)、必要に迫られた状況であれば行動力も身に付きます。
英語が好き=英語が出来る、これは当て嵌まりません。

私も相変わらず速聴を毎日行っており最近では脳が活性化したのか以前より積極的に書店へ足を運び
いろんな教本を読んで多くの事を得ようという意識が湧いてきました。(あくまでも個人的感想です)

本の内容に戻れば、英検に関する内容も記載して欲しかったですね。
近年日本ではTOEICが流行となっていますが実社会では意思を伝えることの方がより重要なので、もっともっと会話習得に関しての指南書があっても良いと思います。

今回の本は英語学習の基礎の重要さと、流行に振り回されない為の注意点の記載に関しての記事が中心でしたが、それでも「楽な方法はない」という事を改めて教えてくれる内容でした。

■参考:教材ランキング■

※学習者によって成果は異なりますので目的別に吟味する事が大事ですね


ともかくも、英語学習でも有名人を使って、如何にも簡単にマスターできるかのような宣伝が多いですね。
「あいぼう」様の話にも出てくる「聞くだけ」系の「スピードラーニング」にしても、石川遼選手が宣伝しているというだけで購入された方も多いのではないでしょうか?

話は変わりますが、原子力発電に関しても、かつて同じようにタレントや有名人を使って、あたかも原発でしか電力が供給できないかのような推進化プロパガンダがなされました。

いつも思っていたのですが、彼らはきちんと勉強した上で、本当に信念を持ってCMへの出演を決めたのでしょうか?
彼らはもとよりサイレント・マジョリティにも、今さら「本当は原発には反対だった」なんて、口が裂けても言ってほしくないですね。

賛成したなら、その事物がどんなトラブルに見舞われようと、そのトラブルを受け入れなければならない。
それを、「さあ、逃げ出そうぜ」なんて身勝手は見苦しいにも程がある。
万事、そんな「信念」というものを人間は無くしてしまったのでしょうか?